『これはドロボウのおはなしである…
ドロボウといってもそんじょそこらのドロボウとはわけがちがう
KING OF BANDIT 「王ドロボウ」のおはなしなのである…』
この作品は95年に少年誌コミックボンボンで連載され、当初小学生だった私はその難解なストーリーが理解出来ず、ただページをめくり眺めていた、という感じでした。
最近古本屋でコミックを発見し、懐かしさもあり全巻買って読んでみたのですが…
いや、素晴らしい。面白いというより「素晴らしい」んです。
独特な雰囲気をもつ世界観、圧倒的な画力で描かれた背景。そして主人公のジン、相棒のキール、その他の魅力的なキャラクター達…。彼らが織りなすストーリーは独創的で他のマンガには無い深みがあります。それはとても哲学的で、分かりづらい箇所もありますが、何度も読んでいるうちに内容も理解でき、読むたびに新しい発見があります。それはまるでひとつの文学作品のようです。
またこの作品は画力の向上が著しく、巻数が進むにつれ別の作品のように絵柄が変わり、最終巻では美しい話と相まって、芸術作品を見ているかのような感覚にとらわれます。素晴らしいです。
「王ドロボウJING」はコミックボンボンで連載された全7巻、そしてマガジンZで連載された続編の「KING OF BANDIT JING」(こちらも全7巻)が発行されてます。
独特なストーリーと設定はクセがあり、万人にはオススメできませんが、このマンガのファンとしてはできるだけ多くの人に読んでもらいたいです。
そしてこの不思議な世界にハマっていただけたら嬉しいです。
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